京都市上京区 女性のための女性専用整骨院

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④輝き続ける為の身体のメンテナンス

免疫機能

コロナ禍においてしばしば話題に上がっていたのが「免疫」という言葉です。新型コロナウイルスにかからない為に「免疫力を上げる」事が私達のテーマの様になっていました。
元々、私達の身体には「自然免疫」という免疫システムが備わっています。病気にならない為、身体の中の免疫細胞が「自分」と「自分でないもの」を識別して体の外からの侵入者(抗原)から身体を守るという仕組みです。
しかし、このシステムが元々備わっているからと言って常に問題なく働くという訳ではありません。免疫細胞が体の外からの侵入者に迅速な対応を取るには、免疫細胞も新しく作られる必要があります。
免疫細胞を作る「素」は血液を作る「素」と同じです。その為、血液も免疫細胞も同じ工場で作られています。
「免疫細胞」=「白血球」という言葉が分かりやすいかもしれません。

血液は赤血球・白血球・血小板・血漿から構成されています。赤血球は酸素や栄養を運び、白血球は細菌などから身体を守り、血小板は出血時の止血の働きがあります。
では血液はどこで作られているのでしょうか?
「骨髄」と言われる「骨」の中で作られています。ここには血液の「素」となる造血幹細胞という細胞が沢山あり血液成分である赤血球・白血球・血小板が作られています。
しかしこの血液を造り出せる骨は身体の全ての骨ではなく限られた骨にしかありません。造血作用のある骨は、頭蓋骨・胸骨・背骨・肋骨といった身体の中心部に近い骨にしかないのです。

ここで再び背骨のお話です。
背骨は頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、合計24個の椎骨から骨盤(仙骨、尾骨)へと続きます。正常な背骨の構造は正面からは真っ直ぐ、横から見るとS字のカーブを描いています。
昔のケガや姿勢不良、生活習慣が原因で背骨が歪むと、負担の大きな所の椎骨は可動性が悪くなり変形してしまいます。
先程お伝えした様に背骨の中には血液を造り出す骨髄が存在します。変形してしまった骨は身体の歪みだけでなく骨の内部(骨髄)にまで影響を与えてしまい、血液を造る機能を失ってしまいます。例えば、24個の背骨のうち3個の骨が酷く変形してしまい血液を作り出せなくなった場合、背骨で作り出せる血液量は2割、失ってしまうという計算です。身体に酸素や栄養を送ったり、免疫細胞を作る機能が2割減るのです。とても悲しい事です。

骨は変形してしまうと元に戻る事はありません。しかし、それ以上に変形した骨が増える事はもっと良くありません。
バイタルリアクトセラピーの施術では傾いている背骨がより傾いてしまわない様、更には正常な背骨の構造に近づける事で患者様のお身体が、今現在持っている「自然治癒力」となる機能(自律神経の働き・ホルモンバランス・免疫機能など)を最大限発揮出来るお身体へと導き、病気にならない(未病)身体作りが期待出来ます。

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